STORY 01
売上、発注、在庫、仕入れ。
ナフコのあらゆる数値データを集計し、
傾向と対策を導き出す。
いわゆるデータ分析が僕のメインのお仕事です。たとえば売上ひとつ取って見ても、「上がる」「下がる」そういった数値の変化の裏には必ずなんらかの要因が隠れています。特定の地域が良くないとか、逆に小型店がよく売れてるから全体を押し上げてるとか。時には過去10年分のデータを遡ったりもしながら、そういう要因を見つけ出すのが難しくも面白いところです。ナフコは店舗サイズも小型から大型までまんべんなくありますし、出店エリアが広いから地域の事情もさまざま。つまり店舗ごとの状況がかなり多様なんですよね。データをまとめるという点ではそこが苦しいところでもありますが、得られる情報が多いぶん、いろんな可能性も見えてきます。
STORY 02
データだけじゃ売上にはならない。
現場の事情を考慮しながら
具体的な対策を。
「売上が悪い」「客数が少ない」そんな数字だけ出されても、現場はきっと困るでしょうね。次につながっていきませんから。だから具体的な対策にまで落とし込んで、データと一緒に会議に持ち込むよう日々意識はしてるんですが、ここで時々ネックになるのが僕の現場経験の少なさで。たとえば店舗のオペレーションが変わるような対策を立てるにしても、お店の人が何を見て、何を気にしてるのかってとこが実体験に基づかないわけです。もちろん、店長や事業部長たちに細かく聞きながらやってはいるんですけど、ひょっとしたらみんなにとって無理のある計画になってやしないかと、不安になることもあります。毎日店にいないとわかんないことって、間違いなくありますから。
STORY 03
数字も、数字じゃないところも。
バランスを取りながら
両方を大事にしていきたい。
ナフコの強みはなんと言っても取扱品目の多さ。カー用品にDIY、作業用品、園芸品・・うまく連携できれば趣味や仕事の領域も含めた、生活の総合提案みたいなことまでできそうです。データ分析って聞くと、感情を入れずに俯瞰するようなイメージがあるかもしれませんが、現実では人の意思や思いがお客さまの生活を劇的に変えることだって十分あり得ます。だから見えてる数値だけに固執するんじゃなく、「いい感じ」「いい塩梅」のバランスを取っていくことも必要だなって思うんです。それに、品種が多いってことはそれだけ多くのニーズが集まるってことですからね。ここまで濃くて深いデータが触れるっていうのは・・これはあんまりないことですよ。大変ですけどね・・はい。