STORY 01
不動産のようで建築でもある?
店舗開発に求められるのは
幅広い知識と人からの信頼。
お店づくりの起点は何より候補地探しです。昔は空き地を細かくリストアップしていた時代もあったようですが、今の主流は言わば情報戦。取引先の建築会社や不動産関係の業者さんといった「人のつながり」で情報を得ていくことが多いと思います。選定のポイントは、大きく言えばその地域の人口、近隣の競合店、土地の面積といったところでしょうか。法律や地域のルールで出店できない場合もありますし、空いてればいいというものではありません。土地がみつかった後も地権者さんと契約をして、工事の手配をして、建物を建てて・・と新規出店までの一連の流れを担います。社外の方からの信頼を得るためにも、法律や建築、不動産といった幅広い知識が求められる仕事です。
STORY 02
同じ仕事なんて二つとない。
日々、壁に当たりながら
引き出しを増やしていく。
候補地が上がってきたら必ずそこまで足を運んで、周囲を車で走ってみます。競合の視察はもちろん、その商圏の中心はどこなのか、実感を持って理解するためです。データや数字からはわからないことって、やっぱりあるんですよ。実際に行ってみると「思ってたより競合強いな」とか「わりと食品がウェイト占めてるな」とか。土地の事情や関わる人もさまざまですし、同じパターンで進むことなんて絶対にありません。よく見て、聞いて、壁にぶち当たるたびに覚えていって。そうやって引き出しを増やしておけば、次はもっとスムーズに答えが出せますから。経験豊富な先輩方に相談することもよくあります。そういう意味では他人の引き出しも覗かせてもらってる感じですね。
STORY 03
知識と経験をフル活用して
「自分の店」をつくっていく。
その先にあるのは格別な達成感。
進行中の物件もいくつもありますし、まだまだ新店は増えていきます。あまり口に出すことはありませんけど、店舗開発のメンバーはみんな「自分がつくった店だ」という自負を持ってやっているんじゃないでしょうか。長年、店舗勤めを経験してきて「この時期にはこういうものが売れる」ということがわかってる人たちばかりなので、経験から来る予測と、データや数字で出す予測とを併用しながら日々コツコツと。土地の選定から出店までって数年がかりのプロジェクトなので、オープンした日の達成感と言ったらそれはもうたまらないですよ。将来の目標ですか?儲かる店が出したいですね、絶対に。それも自分独自の情報網で、馴染みの仲間でやり遂げられたら最高です。